アンティーカ ピッツェリア ダ ミケーレ (渋谷・恵比寿・代官山)
メニューはマルゲリータとマリナーラの2品のみ。老舗ならではの単品特化のスタイルを貫き、1日1000人以上を集客するイタリア・ナポリのピッツェリアが「アンティーカ ピッツェリア ダ ミケーレ(ダ ミケーレ)」だ。その支店が2012年1月に東京・恵比寿にオープンし、爆発的なヒットを飛ばしている。
ダ ミケーレ初の支店は08年2月に大阪に開店したが、フランチャイズ(FC)契約上の問題により、わずか数ヵ月で閉店を余儀なくされた経緯がある。今回の出店は再上陸であり、関東と関西を中心に37店を展開する㈱バルニバービがFCジーとして経営を担う。恵比寿のダ ミケーレは客単価昼1400円、夜2800円、57坪60席の規模で、いまも休日のランチタイムに60人の行列ができる盛況ぶりを見せている。
本店と同様、恵比寿のダ ミケーレで提供するピッツァも2品のみ。それぞれ直径約35㎝におよぶ定番サイズと約30㎝のノルマーレサイズの2サイズを用意しており、価格はマルゲリータが定番1800円、ノルマーレ1450円、マリナーラが定番1500円、ノルマーレ1250円である。
ランチタイムに60人が行列
バジルとニンニク以外の材料はすべて本店と共通の食材をイタリアから空輸で仕入れ、薪窯はもちろんのこと、生地をこねるミキサーも変圧器を取りつけた本店と同じ製品を使用する徹底ぶりだ。レシピも本店のスタイルを忠実に守り、生地は少量の酵母で長時間かけて発酵させることで「軽くてお腹にたまりにくい」(同社社長室 秘書広報課 ディレクター・福地恵理氏)ピッツァに仕立てる。また、トッピングのチーズは乳牛のモッツァレラを用いるなど、食材選びにおいては繰り返し食べられる飽きのこない味づくりに主眼を置いている。
本店はサイドメニューをいっさい置かず、1人1枚ピッツァを食べる大衆食堂のような形態を採っているが、恵比寿のダ ミケーレでは日本人の食事スタイルに合わせてアンティパストを9品用意する。とはいえ売上げの6割を占めるのはピッツァであり、「夜も食事目的でご利用になるお客さまは少なくない」と福地氏は言う。
「まずFCジーとして老舗の伝統をしっかりと守り、日常食としてのピッツァを日本に広めていきたい」と福地氏は語る。
DATA
TEL.03-5447-3800
営業時間:月~金 11時30分~14時30分(L.O)、 17時30分~23時30分(L.O) 土 11時30分~23時(L.O) 日・祝 11時30分~22時(L.O)
不定休
オープン:2012年1月
店舗規模:57坪60席
客単価:2800円
月商:-
原価率: -
アルコール売上げ比率: -
URL: http://www.damichele.jp/