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天然の低カフェインコーヒー『ナチュラルハーフカフェイン〝Laurina®〟』発売 新メニュー
2013.10.08
 UCC上島珈琲㈱は、世界最大のコーヒー生産国ブラジルのサンパウロ州の契約農園でかねてより研究開発に取り組み、昨年5月に初収穫に成功した天然の低カフェインコーヒー『ナチュラルハーフカフェイン〝Laurina® (ローリナ)〟』の販売を10月1日(火)から開始した。昨年は日本市場初の発売として、合計900個の数量限定で販売。今年度は量を拡大し、UCCコーヒー博物館内の喫茶室「コーヒーロード」およびコーヒー挽き売り専門店「UCCカフェメルカード」(11月1日から)において販売する。
 コーヒーの特徴的な薬効成分であるカフェインは、「眠気覚まし」「利尿作用」「集中力や運動能力の向上」など、さまざまな効果があることが明らかにされている。しかし、一般的なコーヒー抽出液のカフェイン含有量は約0.06%であり、玉露等の茶類のカフェイン含有量と比較すると、3分の1程度にすぎない。それでも、体調や体質によってはカフェイン摂取に敏感な人もいることから、UCCでは低カフェインコーヒー(カフェインレスコーヒーを含む)を販売し、そのニーズに応えてきた。しかし、既存の低カフェインコーヒーは、生豆の段階で人工的な製法によってカフェイン成分を除去するため、コーヒー本来の香りやおいしさが十分に楽しめないという消費者の不満が顕在し、日本の低カフェインコーヒーの市場規模は、コーヒー市場全体の0.3%と極めて小さいものとなっている。こうした市場動向を背景に、UCCは、コーヒー本来の自然の香りやおいしさが楽しめる低カフェインコーヒーの日本市場への安定供給を目的に、2008年から『Laurina®』の研究開発に取り組んできた。
『Laurina®』の研究開発の発端となったのは、世界最大のコーヒー生産国ブラジルの現地駐在員が、より良質なコーヒー品種を求めてブラジルの産地情報を収集する中で、ブルボン種の天然の低カフェインコーヒー『Laurina®』の存在を知ったことだった。その情報をもとに、ブラジルの各産地の農園を一軒一軒探訪するうちに、ミナスジェライス州南部で『Laurina®』のマザーツリーを発見した。その後、この種子(コーヒー豆)を自社の研究機関(UCC R&Dセンター)で成分分析と味覚調査を実施したところ、カフェインが通常のアラビカ種の半分しか含まれていないことに加え、優れた味覚特長を持つことが判明し、本格的な研究開発に着手することになった。この研究開発を本格的に取り組むにあたり、UCCは2009年12月にサンパウロ州に約6.5ヘクタール(65000㎡)の契約農園を開設し、約3万8千本の苗木の栽培を開始した。その後、幾多にもおよぶ自然災害等の苦難を乗り越え、昨年、初収穫を迎えることができた。

【『ナチュラルハーフカフェイン〝Laurina®〟』の製品概要】
製品特長:生まれながらにして通常のアラビカ種のコーヒー豆に比べて、カフェインの含有量が約半分であり、かつアラビカ種同等の良質なおいしさを有する。人工的にカフェインを低減したコーヒーとは異なり、コーヒー本来の豊かな香りと味わいが特長。
製品内容:ナチュラルハーフカフェイン〝Laurina®〟(豆)100g
     ナチュラルハーフカフェイン〝Laurina®〟カセット6P
希望小売価格:〝Laurina® 〟(豆)100 g 1470円(税込)
       〝Laurina®〟カセット6P  1500円(税込)
販売開始日および販売店:①2013年10月1日(火)~ UCCコーヒー博物館内・喫茶室「コーヒーロード」、②2013年11月1日(金)~ UCC直営38店舗
販売数量:各3000個
問合せ先:078-304-8952(UCCお客様担当)
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