DA PEPI(池袋・高田馬場・早稲田)
野中一平さんは、都内のイタリア料理店で7年間ほど修業を積んだ後、25歳の時に渡伊。3ヵ月という短期間だったが、ピエモンテやトスカーナ、シチリアなど北〜南まで各地を回り、現地のトラットリアやバールで研修を積んだ。その時に触れた、しみじみとおいしい現地の郷土料理に魅了され、「私が作りたい料理はこれだ!」と強く感じたと言う。そして帰国後、都内のオステリアやバールなどでシェフを務めた後、東京・巣鴨の住宅街で独立した。
夜のメニューは約25種の単品が軸。飲食店が少ないエリアという立地を考え、「魚介類のフリットミスト」(1200円)、「生ウニのスパゲッティ」(1850円)など、親しみやすい品を提供する一方、野中さんが現地で学び、かつ帰国後も料理書を紐解いて見識を深めた伝統的な郷土料理も揃える。たとえば、香味野菜とともに丸のまま長時間煮込んだホロホロ鶏の身を手でほぐし、薄切りのパンや野菜、チーズを重ね、その煮汁を加えてオーブンで焼いたヴェネト州の郷土料理「ソーパ・コアーダ」(1800円)や、「リボリータ(パンと豆、野菜などで作るスープ料理)」(1250円)、「トルテリーニ イン ブロード(鶏のブロードに浮かべた、指輪の形をした詰め物パスタ)」(1400円)などで、極力現地そのままの仕立てで提供する。
また、野中さんが今後メニューに定着させたいと考えているのが内臓料理だ。現在は常時メニューに載るのが「ランプレドット(牛の第4胃の煮込み)」(1000円)や、「地鶏レバーのパテ クロスティーニ」(650円)など2種類ほどだが、「手間をかけておいしさを引き出す内臓料理は大好きな素材のひとつ。今後は仔牛のレバーやハツなども積極的に使ってその魅力を知ってもらい、常時5種類ほどは揃えたい」と言う。
DATA
TEL.03-6902-1095
営業時間:12:00〜14:00(L.O.)18:00〜22:00(L.O.)
日曜定休
オープン:2011年3月
店舗規模:8.5坪 カウンター4席、テーブル8席
客単価:6000円
月商:-
原価率: -
アルコール売上げ比率: -
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