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RESTAURANT

ピッツェリア&バール リッコ(大阪)

ピザ/バル・バール・洋風居酒屋 
◎塩を効かせたピッツァと前菜で アルコールが進む

 大阪・天満の「ピッツェリア&バール リッコ(以下、リッコ)」は、大阪・福島で海鮮料理ダイニング「海鮮ばー かるた」を経営する(有)せきぐちの2号店として2010年7月にオープンした。5階建ての建物1棟を買いあげて、3フロアを厨房と客席、2フロアをバックヤードとして活用し、バックヤードを除く3フロアの合計規模は18坪40席。客単価3700円で、1日の客数は平日60〜70人、週末80~100人にのぼっている。
 ピッツァはイタリア各地で修業を重ねた新添智久氏がその腕を振るい、定番と日替りの合計で常時15品以上を取り揃える。モルタデッラ、キノコ、リコッタチーズ、モッツァレラなどを生地で包んでカルツォーネに仕立てたキューザ1350円をはじめ、モッツァレラ、バジル、レモンをトッピングした日替りメニューのリモーネ1300円といった創作ピッツァもラインアップ。売れ筋1位はマルゲリータにアンチョビとガーリックを加えたIYODA1300円で、このアイテムにピッツァの注文の約6割が集中する。

 

バール感覚の利用動機も吸収

 サイドメニューを50品と幅広く取り揃えている点もリッコの個性のひとつだ。売れ筋は前菜盛り合わせ1500円とできたて! 自家製モッツァレラチーズ950円で、いずれも全組のうち8割以上がオーダーする。イタリア・リグーリア地方の郷土料理をアレンジした魚介のRICCO風香草焼き6品も売りのひとつで、鮮魚はすし店や和食店での調理経験を持つ代表取締役社長の関口孝男氏が毎朝市場で買いつけている。
「前菜や魚料理にも力を入れることでアルコール需要を獲得するのが狙いです。ピッツァについても、ワインとの相性を意識して生地に塩味を効かせています」と関口氏は言う。1日40枚前後を仕込むピッツァは毎日23時頃に売り切れるが、その後の深夜帯もバール感覚でリッコを利用するお客が後を絶たない。
 ドリンクの売上げ比率は40%。売れ筋はワインで、グラス4〜5杯分に相当するデキャンタ1200円の他、ワインは3000円台~4000円台を中心に30種前後、グラスは500円と600円を赤・白各1種ずつ用意する。
 リッコの集客力に大きな手応えを感じているという関口氏は、「12年内を目途にリッコの2号店を出店したい」と目標を語る。

 

DATA

2012.11.02 現在
 
大阪府大阪市北区天神橋5-1-5
TEL.06-6354-4366
営業時間:17時30分〜翌2時
火曜日
オープン:2010年7月
店舗規模:18坪40席
客単価:3700円
月商:−
原価率: 30%
アルコール売上げ比率: 40%
URL: http://pizzeriabarricco.web.fc2.com/
 
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