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RESTAURANT

フライドチキンとハイボール リンク(京都)

居酒屋 
◎独自レシピによるフライドチキンで1日最大客数100人を達成

 2012年6月に京都・木屋町三条にオープンした「フライドチキンとハイボール リンク(リンク)」は、独自に調合したハーブやスパイスで調味したフライドチキンとハイボールが看板商品の居酒屋。10坪20席という規模で月商200万円を売り上げている。
 オーナーの北川浩次氏は業態開発の経緯を次のように説明する。
「業態開発のうえでもっとも重視したのが集客の間口の広い店をつくることです。そこで、年齢や性別を問わずに好まれる鶏の唐揚げを看板商品に据えることを考えました。木屋町三条という学生から年配のオフィスワーカーまでが集まる街に出店したのも、幅広い客層を取り込むことを狙ってのことです」
 フードのラインアップを約20品と徹底的に絞り込んでいるのも、「オーダーしやすい商品構成にすることで初来店のお客さまにも使い勝手のよい店と認識していただき、その後のリピートにつなげるためです」と北川氏は話す。

 

1人客でも利用しやすいよう1ピースから揚げたて熱々を提供

 約20品のフードのうちフライドチキンはオーダー率50%超を誇る骨なし もも250円(1ピース)をはじめ、むねにく300円(1ピース)、手羽元150円(1本)、手羽先200円(1本)など9種を備える。1人客利用を促すためにこれらの主力商品は1ピースから提供。その結果、フードの売上げ構成比の60%をこれらのフライドチキンが占める。
 フライドチキンの原料には銘柄鶏などを使用していないぶん、下調理にひと手間を加える。北川氏は「営業時間外にハーブとスパイスを加えた塩水に漬け込んだ後に牛乳に浸しておきます。そうすることで脂肪分の少ない部位も柔らかい食感に仕上がるのです」と話す。こうして独自のレシピに基づいた店内調理を手がけ、ツーオーダーで揚げた熱々の商品を提供することで手づくりのおいしさを実現。高原価の食材に頼らない構造を構築し、原価率を30%に維持している。
 ドリンクの中心価格帯は600円。角ハイボール400円や25種を揃えるフレーバーハイボール450円を含むアルコール60品、ノンアルコール30品を用意する。
 目下、北川氏の狙い通り学生から年配客まで幅広く集客し、ちょい飲み利用から食事利用、テイクアウトまで広範なニーズの取り込みに成功。来店客の60%を女性客が占める。客単価は1800円を達成している。
 オープンから4ヵ月が経ち、その日に仕込んだ10㎏の鶏肉を当日に売り切る日もあるという。北川氏は今後について、「徐々にお客さまの数が増えているので、さらなるリピート率向上を実現させてまずは月商300万円をめざします」と話す。

 

DATA

2013.04.19 現在
 
京都府京都市中京区河原町三条上る恵比寿町442-1
TEL.075-251-6556
営業時間:16時~翌3時(翌2時L.O.)
不定休
オープン:2012年7月
店舗規模:10坪20席
客単価:1800円
月商:200
原価率: 30%
アルコール売上げ比率: 60%
URL: -
 
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