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RESTAURANT

俺の魚を食ってみろ!! 神田本店(東京・上野・日本橋)

居酒屋 
◎単品原価率100%超の看板商品で海鮮居酒屋の個性を前面に訴求

「俺の魚を食ってみろ!!」はそのインパクト抜群の屋号を掲げ、わずか1年半で東京都内に4店まで店数を伸ばしている急成長中の海鮮居酒屋である。1号店にあたる神田本店は2012年9月にJR神田駅前にオープン。雑居ビルの地下1階という視認性の悪い立地ながら、30坪57席の店内は常にお客で溢れかえっており、客単価4500円で月商1000万円を叩き出している。
 経営母体は㈱BC&BF。代表取締役の小林徳馬氏、専務取締役の岩﨑大輝氏、現神田本店店長の木村慎佑氏は3人で手を組み、08年に居酒屋を開業。福島の郷土料理店、個室居酒屋など少しずつ店数を増やしていったものの、実際には「これといった手応えがなく、事業拡大に限界を感じていた」と岩﨑氏は当時を振り返る。そこで繁盛居酒屋を徹底してベンチマークした結果、「他店の追随を許さない一点突破の売りが欠かせない」(岩﨑氏)と判断し、俺の魚を食ってみろ!!を開発したのだという。

 

初期投資は徹底して低コスト化。2014年中には10店突破をめざす

 その業態テーマは看板商品である刺身の7種盛りに凝縮されている。7種盛りにはマダイやキンメダイ、ヒラメ、ノドグロ、生ウニなど高級魚をふんだんに盛り込み、これを1人前780円の破格値で提供。原価割れのご奉仕品だが、「お客さまには必ず注文してもらえるように積極的にサゼスチョンする」(岩﨑氏)ことで、高級魚を手軽に食べられる海鮮居酒屋としての個性を徹底して訴求したのである。
 その他の焼き物、煮物、揚げ物といった鮮魚料理にも原価率50~60%を投じてお値打ちを追求。サイドメニューに粗利益の高い商品を織り交ぜ、アルコール売上げ比率30%を確保することで原価調整を図っているが、「それでも原価率は高め」(岩﨑氏)だという。
 一方で初期投資については徹底して低コスト化を図った。もともと神田本店は創業店からの業態転換だが、内装は壁を取っ払い、コンクリート壁を白く塗装し、鮮魚を描くのみの内装とすることで改装費を1000万円以下まで抑制している。神田本店の大ヒットを受け、13年7月に神田分店、赤坂見附店(業態転換)、10月に田町本店と立て続けに出店。そこでも居抜き物件を最大限に活用しており、投資回収1年以内の事業モデルを構築したことが高速出店の原動力になっている。
 14年4月に5号店の出店を予定するなど、今後はさらに多店化を加速。「14年中には俺の魚を食ってみろ!!で10店突破を果たすとともに、新たな事業拡大の柱になる新業態の開発にも積極的に挑んでいくつもりです」と岩﨑氏は語気を強める。

※写真上/看板商品の刺身7種盛り1人前780円(写真は3人盛り)は、マダイ、キンメダイ、ノドグロ、生ウニなどの高級魚7種を重箱にびっしりと盛る。アルコールは飛露喜、會津、凛など福島産の日本酒を中心に8銘柄を500円均一で提供する

 

DATA

2014.06.27 現在
 
東京都千代田区内神田3-19-10 ソーシアルビルB1
TEL.03-6206-9680
営業時間:17時~翌0時(L.O.23時)
無休
オープン:2012年9月3日
店舗規模:30坪57席
客単価:4500円
月商:1000万円
原価率: -
アルコール売上げ比率: 30%
URL: -
 
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~4000円 ~8000円 ~3万円

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