四谷 うえ村(四谷・市谷・飯田橋)
日本料理
◎小さな店で価格以上の満足感を追求
「独立するなら、10坪以内で、一人で切り盛りできる店と決めていた」という植村友二朗さん。2010年の春に自店を構えた。
料理は開店当初、7350円のおまかせコース一つだったが、お客の要望で1万円、1万2000円、1万5000円の3コースを新たに設けた。内容は月替わりだが、人気のメニューは据え置きにするなど、適宜変更するスタイルだ。12月のある日の7350円の献立は、「蛸のやわらか煮」、「雲子のおろしポン酢吉野」、「生本鮪の造り」、「すっぽんの椀物」、「雲丹茄子」、「笹鰈の一夜干し」、「甘鯛の蕪蒸し」、食事、「クレームブリュレ」の9品構成。中でも同店の特徴の一つが、7350円という価格ながら、造りで必ず用いる天然のクロマグロだ。これは、「価格以上の満足感を提供したい」という植村さんの思いを反映したもの。このクロマグロの造りには、鮨職人と働いた経験から得た着想で、厳選した上質な海苔を添えて、その風味との調和を作り出す。また「よりご飯が進むように」という理由で、白飯に赤だしや漬物の他、イワシの梅煮を添えるなど、プラスαの要素でもてなしの心を表現する。
そして、オープンして1年足らずだが、同店の名物になりつつあるのが、クロマグロと同様、必ず献立にのる「雲丹茄子」。これは、修業先で学んだ料理を植村さんがアレンジしたもの。フライパンで焼いたナスの上に生ウニをのせ、具材とのからみがよいよう葛でとめた割り醤油をかけ、天にワサビをのせて供する。
「事前に要望があれば、コースに肉料理を入れることも。今後は、小さな店ならではの料理とサービスを提供できるよう、もっとお客さまの声に耳を傾けていきたい」と植村さんは言う。
DATA
2012.04.06 現在
東京都新宿区荒木町8-1 根本ビル1F
TEL.03-5363-1046
営業時間:18時~21時30分(L.O.)
日曜・祝日定休
オープン:2010年3月
店舗規模:10坪7席
客単価:15000円
月商:-
原価率: -
アルコール売上げ比率: -
URL: -
TEL.03-5363-1046
営業時間:18時~21時30分(L.O.)
日曜・祝日定休
オープン:2010年3月
店舗規模:10坪7席
客単価:15000円
月商:-
原価率: -
アルコール売上げ比率: -
URL: -