Ginza 水野(銀座・新橋・有楽町)
「中学卒業時から、料理人になることが夢だった」と語る水野正樹さん。高校卒業後、日本料理の世界に入った水野さんは、神奈川の料亭や都内の日本料理店で修業後、モダンな懐石料理をコンセプトとする「wanofu CLUB」(東京・京橋)で約3年間料理長を務めた。そして、2010年6月に自店、「Ginza 水野」をオープンさせた。
独立する際、水野さんがめざしたのは、誕生日やクリスマスなど、特別な日に利用したくなる、〝レストランのような日本料理店〟だ。2009年の12月には、フォワグラの茶わん蒸しなど、西洋料理の素材を多数取り入れた“クリスマス懐石”を用意するなど、積極的に新しい取組みにも力を入れている。
料理は7000円、1万円のおまかせコースを軸に、単品も揃える。前菜から締めのご飯まで、計7品の7000円コースの中には、前菜にブルーチーズを用いた「栗麩のチーズ田楽」や、イタリア料理から着想を得た「牡蠣の木の芽オイル漬け」など、随所に西洋料理の要素を取り入れた料理が登場する。また、お造りでは刺身醤油の他、岩塩や自家製のウニ醤油を用意するなど、さまざまな味を楽しんでもらうことにも注力する。そして、水野さんが大切にするのが「フランス料理などを提供するレストランの主菜と同じように、インパクトの強い料理を出したかった」と語る焼き物。オーソドックスな銀ダラの西京焼きと、炭火でじっくりやすませながら火を入れて、柔らかく焼き上げるフランス産鴨の炭火焼きの2種盛りを大皿で提供し、存在感の強い品を打ち出している。
ワイン好きが高じてソムリエの資格を取得するなど、料理以外の面でも新しいことにチャレンジする水野さん。「お客さまに満足していただくために、一歩一歩成長していきたい」と話す。
DATA
TEL.03-6228-6265
営業時間:11時30分~13時30分(L.O.)(土・日曜・祝日は11時30分~14時30分<L.O.>)、18時~22時(L.O.)
月曜定休
オープン:2010年6月
店舗規模:17坪21席
客単価:12000円
月商:-
原価率: -
アルコール売上げ比率: -
URL: -