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RESTAURANT

オステリア アルコ(渋谷・恵比寿・代官山)

イタリア料理 
◎現地の味づくりにならう郷土料理

 東京・渋谷の繁華街から離れた地に立つ「オステリア アルコ」。店主の岡田圭介さんは、地元福岡のイタリア料理店に勤務後、ワインやチーズについても学ぶべくイタリアへ渡った。そしてピエモンテを拠点に3年間修業し、帰国後、日髙良実氏のアクアパッツァグループへ。そこで多様な日本の素材と向き合い、野菜作りを経験し、また免許を取り狩猟を行なう中で、素材の魅力を素直に生かした料理をめざすようになった。
 料理はコース5250円も用意するが、単品が主体で、前菜・パスタ各5種、主菜3種、おつまみ的な品9種の他、その日のおすすめ品を揃える。岡田さんは、その時々で手に入る日本の旬の食材を生かすと同時に、現地の伝統料理をまっすぐ伝えることを重視する。たとえば「バーニャカウダ」1600円は、ソースにアレンジを施す店も多いが、岡田さんは現地で習った味の再現に努める。他にもバターとパルミジャーノで和えた「タヤリン」1600円など、自身が学んだピエモンテの代表的な郷土料理に対しては同様のスタンスだ。なお岡田さんは、食文化を伝える一つの術として、現地で一般的に食す「ウサギ」をよく使う。開店以来の人気前菜「イチジクと香味野菜を巻いたウサギのロトーロ」1600円は、開いたウサギに香味野菜などを巻いて焼いた品で、現地の肉店で学んだレシピがもと。これに野菜を多く添え、今の日本人の嗜好にも配慮する。
 岡田さんは、料理とともにワインも気軽に味わってほしいと言う。4、5000円台を軸に50種ほど揃えるワインは大半がピエモンテ産で、土着品種のものや日本ではあまり知られていない品が多い。自らお客の好みを聞きつつ、料理と一緒にワインを紹介するなど、岡田さんはお客との対話を常に心がけ、より楽しんでもらえる店作りをめざす。

 

 

DATA

2012.04.06 現在
 
東京都渋谷区神山町7-12 太田ビル1F
TEL.03-5790-9904
営業時間:12時~13時30分(L.O.)、18時~22時(L.O.)
火曜定休
オープン:2009年12月
店舗規模:約15坪18席
客単価:8000円
月商:-
原価率: -
アルコール売上げ比率: -
URL: -
 
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