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RESTAURANT

肉食系ビストロ&ワイン酒場 Tsui-teru!(新宿・代々木・大久保)

バル・バール・洋風居酒屋/ダイニング&バー/居酒屋 
◎ドライエイジング肉がウリのビストロ

 店内に足を踏み入れると目に飛び込んでくる幅およそ3mのガラス張りの熟成庫。そこでドライエイジングした肉のステーキを前面に打ち出してヒットを飛ばしているのが、東京・中野に2011年10月にオープンした「肉食系ビストロ&ワイン酒場 Tsui-teru!(ツイテル!)」だ。開業からまだ間もないが、週末には57坪115席の店内が満席になる繁盛ぶり。客単価3000円で、月商1150万円を売り上げている。
 経営母体は中野界隈で鶏もも焼きともつ鍋が売りの居酒屋「ぢどり屋」、カレーやスパゲティなどを提供する洋食店「ハヤシ屋中野荘」など計4店を経営するガオス㈱。代表取締役の鈴木潤一氏はツイテル!を出店した経緯を次のように語る。
「ワインを軸にした新業態を模索する中で、このところ注目が高まっているドライエイジングビーフに興味を持ちました。外食業界ではドライエイジングビーフは100g当たり2000円以上の高値で売られているケースがほとんどですが、それを手頃な価格で提供する酒場をつくりたいと考えました」
 ドライエイジングとは、一定の風量のある熟成庫などで肉を乾燥させるように熟成する技法のことを指す。微生物の働きによって赤身に含まれるタンパク質がアミノ酸に変化して旨みが増し、肉質が柔らかくなるのが特色だが、業界にドライエイジングの明確な定義が存在しないため、鈴木氏は試行錯誤を重ねて独自の熟成方法を研究。熟成に適した風量と湿度、温度を導き出し、それらを一定に保った熟成庫内で酵母菌を付着させた肉を4~6週間保管して熟成している。

 

相場の半値以下のステーキとボトルワイン2400円で気軽さ訴求

 看板商品は熟成牛の炭火焼きステーキ200g1480円。さらに、ツイテル!では通常はドライエイジングを施さない豚肉も熟成やまと豚の炭焼きステーキとして200g1480円で提供する。それに加えて、大山鶏丸ごと1羽ロティサリーチキン2480円(ハーフサイズ1280円)もフードの柱と位置づけており、これら3品がフード売上げの3割以上を占めている。
 フードメニューは定番34品、日替り10品をラインアップ。1人前150g以上を盛りつけた名物!田舎風豚肉のパテ480円、鶏もも丸ごと1本と自家製ソーセージ入りカスレ980円といったボリュームたっぷりの肉料理を取り揃えている。
 アルコールでもっとも売れているのは定番で42種類を常備するボトルワインで、その過半数の価格を2400円に集約し、気軽さを訴求している。ボトルワインに次ぐ売れ筋は樽生ワインで、グラスを赤白各400円、泡480円、500㎖のデカンタを赤白各1200円、泡1410円で提供する。
 今後の目標として「月商1500万円を12年中に達成したい」と鈴木氏は意気込むが、その一方で、熟成肉を核にした新業態の開発や、ツイテル!の多店化を検討する考えだ。

 

DATA

2012.05.18 現在
 
東京都中野区中野5-36-5
TEL.03-5345-7215
営業時間:17時〜翌0時(土・日・祝日は16時〜)
不定休
オープン:2011年10月
店舗規模:57坪115席
客単価:3000円
月商:1150万円
原価率: 35%
アルコール売上げ比率: 40%
URL: -
 
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~2000円 ~6000円 ~1万5000円
~3000円 ~7000円 ~2万円
~4000円 ~8000円 ~3万円

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