ぶーみんVinum(銀座・新橋・有楽町)
東京・新富町に2011年2月にオープンした「ぶーみんVinum(ぶーみんヴィノム)」は、どっしりとした豚料理を看板商品にしたブラッスリーだ。人通りの少ない路地沿いに店を構えるが、15坪26席の客席は連日満席。客単価夜4500円で月商450万円を売り上げる繁盛ぶりである。
㈱シェアハピネス代表取締役の白根智彦氏は、東京・池袋の豚料理専門店「ブーミン」にお客として通っていた。その商品に惚れ込んだ白根氏がブーミンのオーナーである栗原淳氏に頼み込んでレシピの教えを受け、栗原氏を取締役に迎えてぶーみんヴィノムを開業した。ブーミンは食事利用が主体の店だが、ぶーみんヴィノムはワインを業態の柱に据えており、3人のソムリエが在籍してお値打ちのワインを厳選している。
高品質で希少な銘柄のワインを厳選
フードメニューは定番54品と日替り5品を用意し、そのうち豚肉を用いた料理は20品前後を数える。メインの豚料理は8品で、豚テキ!もち豚肩ロースステーキ フレンチケッパーソース1680円、豪快!スペアリブ骨付き200g1200円~といった食べ応えのあるアイテムをラインアップしているが、隠し味に醤油を用いたスパイスのソースにスペアリブを漬け込んだ他、豚もつ赤ワイン煮込み 半熟玉子添え680円には2種類の味噌を調味に使うなど、和の調味料を活用している点に個性が光る。「ブーミンの料理に魅かれた最大のポイントは、洋食でありながら和の味を巧みに取り込んでいること。その方針を踏襲し、日本人にとって親しみやすい味をめざしています」(白根氏)
アルコール売上げの8割を占めるワインは、ボトル250種類を中心価格帯3300~4000円、グラス10種類を500~900円で提供する。10社以上のワイン業者と取引きして高品質かつ希少性の高い銘柄を入手することに努めており、品揃えは常に入れ替えている。
同社は12年3月1日にぶーみんヴィノムから徒歩10分の場所に「ぶーみんヴィノム 新川バル」を開業。「ワイン業態の繁盛店が続々と生まれている新富町エリアを盛り上げていきたい」と白根氏は語る。
DATA
TEL.03-3553-0850
営業時間:11時30分〜14時(平日のみ)、18時〜23時(日曜・祝日は17時から22時)
無休
オープン:2011年2月
店舗規模:15坪26席
客単価:4500円
月商:450万円
原価率: 30%
アルコール売上げ比率: 45%
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