ビストロ トロワキャール(東京西部)
オーナーシェフの木下聡二郎さんは、日本料理店からキャリアをスタートさせた。だが4年間ほど修業を重ねた時、当時雑誌などで目にしていた、力強いビストロの料理に魅かれ、フランス料理へ転向する。以後、都内のフランス料理店などで経験を積み、夫婦2人で独立を果たした。
「住宅街という立地もあり、使い勝手のよい店をめざしました」(木下さん)。夜は4600円、6500円のコース2種に加え、アラカルトは前菜10種、スープ3種、主菜10種、さらにワインバー的に利用するお客のための小皿料理も10種ほどを用意する。その一方で、「小さな店だからこそ、明確な個性も必要」と考えた。そこで主菜は、魚は1種に絞り、その他は「霧島豚 肩ロース 燻製炭火焼き」(2400円)や「フランス シャラン産鴨 モモ肉のコンフィ」(2200円)、「黒毛和牛 モモ肉のロースト マデイラ酒のソース」(3500円)、さらにジビエの時季は、千葉県・大多喜町のイノシシや北海道・根室のエゾジカなど、多彩な肉料理をラインナップして、店のカラーを打ち出す。
また、木下さんは、自身が大好きだという「パテ ド カンパーニュ」(1600円)や「牛ホホ肉の赤ワイン煮込み」(2800円)など、オーソドックスなビストロの料理にも注力する。たとえば、カサゴなど磯魚のアラを使ったビストロの定番スープ「スープ・ド・ポワソン」(800円)。木下さんは、アラを炒める段階で魚の水分をしっかりととばしてスープに生臭さが残らないようにし、かつ磯魚のアラとともにアナゴを加えて、一層コク深く仕上げている。
「今後も、こういったベーシックな料理をとことん突き詰めて理解を深め、ゆくゆくは私のオリジナルの料理も作って行きたいです。」(木下さん)。
DATA
TEL.03-5787-6362
営業時間:12:00〜13:30(L.O.) 18:00〜22:00(L.O.) ※昼は火曜休み。 日曜・祝日は〜14:00(L.O.
月曜(祝日の場合は翌日休)
オープン:2010年10月
店舗規模:15.6坪カウンター6席、テーブル14席
客単価:7000円
月商:
原価率: -
アルコール売上げ比率: -
URL: http://r.gnavi.co.jp/gabt600/