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RESTAURANT

河童らーめん本舗 箕面店(大阪)

ラーメン 
◎店内仕込みのスープで差別化を図る

 「河童ラーメン本舗」は本社を大阪市に置き、大阪、奈良、兵庫の1府2県に13店を展開するラーメンチェーンである。
 同社の最新店である河童ラーメン本舗 箕面店は、大阪・箕面の国道171号線のロードサイドに出店。周辺エリアは競合するラーメンチェーンが林立するラーメン激戦区である。以前は量販店の「カルフール」(現在は「マーケットパーク・ヴィソラ」)内に出店していたこともあり、箕面エリアには7年ぶりの出店となる。周辺地域客からの期待が高かったこともあり、初動半月で650万円を売り上げるなど順調な滑り出しを見せている。
 同社の店舗運営の特色は店内でスープの仕込みをするなど、でき立ての味を打ち出しているところにある。箕面店ではガラス張りのスープ仕込み場を設置し、客席からスープの仕込み作業を眺められるようにしており、手づくり感を訴求するとともに食の安全・安心を感じてもらえるように工夫している。
 看板商品は、丸鶏、豚骨、アバラ骨、背骨などを約50㎏使用し、強火のまま約8時間炊き込んでつくる濃厚スープの河童ラーメン690円。その他にマー油でコクを加えた黒河童690円とラー油で辛味をつけた赤河童690円、温つけ麺890円がメインアイテムとなっており、やきめし450円、ぎょうざ500円、からあげ500円などのサイドメニューも売れ筋だ。また、キムチ食べ放題や平日替え玉無料サービス(1玉まで)を実施しており、他店との差別化を図っている。

 

調理の臨場感が客席に伝わる店作り

 また、内装も各店ごとの個性を打ち出すのが同社の方針で、箕面店は高級住宅地の雰囲気に合わせてシックな色使いでまとめた。スープの仕込み場だけでなく、キッチンすべてをオープンにすることで調理の臨場感が客席に伝わる店づくりに努めた。
 厨房には大阪ガスの「涼厨」を導入し、ガス本来の火力を維持しながら機器周辺の放熱を減少させることで厨房全体の温度上昇を抑制。さらに、ガス空調「ガスヒーポン」とマイクロコージェネレーション「ジェネライト」を導入することで、節電と節ガスの両面から、ランニングコストの抑制にも大きな効果を上げている。
 従来は本部が主導して店づくりを行なってきたが、箕面店はエリアマネージャーの伊藤 純氏や店長の嶋田正寛氏など現場を引っ張る若手スタッフが中心になってオープン準備を進めてきた。
「スタッフの元気さを打ち出して、オープン景気だけで終わらせず、箕面で一番の店になるように地元のお客さまに愛される店づくりをしていきたい」と伊藤氏は言う。

 

DATA

2012.07.31 現在
 
大阪府箕面粟生新家1-2-13
TEL.072-7300-100
営業時間:11時〜翌3時
無休
オープン:2012年4月
店舗規模:約52坪44席
客単価:880円
月商:1300万円(予測)
原価率: 31%
アルコール売上げ比率: -
URL: http://www.kappa-hompo.co.jp/
 
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~4000円 ~8000円 ~3万円

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