Follow us!

Facebook Twitter

KNOWLEDGE

検索ページに戻る

日本の伝統食品

ハッカ油
(北海道・滝上町)

香りの薬草から蒸留する、農家自家製の涼しくて刺激的なエッセンス

 駄菓子屋のガラス瓶に入っていた、スースーする飴玉。涼しいハッカ水。富山の置き薬の箱にあった、切り傷虫さされ何でもござれの塗布薬……。
 あの涼しい香りのハッカは、日本の山野に自生するシソ科の香草。薬草としても古くから重宝されてきた。
 平安貴族たちは、山菜として食したらしい。江戸時代には、幕府の薬草園や庶民の庭で栽培され、風邪や熱冷まし、喉や口歯の家庭薬でもあった。
 ニホンハッカは,洋ハッカに比べてメントール成分が多く含まれていることから、一時北海道・北見はハッカ生産量世界一を誇ったという。
 それも合成香料の登場で衰退。忘れ形見の天然ハッカ油が、全国でただ1ヵ所、北海道・滝上(たきのうえ)町で作られている。
 9月上旬に収穫し、畑で自然乾燥したハッカを、大きな蒸籠に詰め込んで蒸留。ハッカ農家が作る清涼なエッセンシャルオイルは、いまどき稀少な北の大地の恵みである。

◎お問い合わせ:滝上町役場
◎住所:北海道紋別郡滝上町旭町
◎TEL:0158-29-2111

Text:Yukie Mutsuda Photo:Hiroshi Ohashi

9月上旬に収穫したニホンハッカを蒸留したエッセンシャルオイル。のぞきこむだけで目がシカシカする。

天然ハッカのエッセンシャルオイルを作る、北海道・滝上町の広大なハッカ畑。刈り取ったハッカをひと抱えずつ束ね、畑に半月間立てて自然乾燥する。

 

食の便利図鑑

日本の伝統食品を調べる
外食用語集
調理用語集
外食産業50年史