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【ススキ,スズキ】

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スズキ目スズキ科に属し、成魚は1mにもなる大型魚である。一般に当歳魚をセイゴ(体長25cm前後、1kg)、2歳魚をフッコ(同60cm前後、2kg以下)、それ以上のものをスズキという。

さらに体長10cm以下のものをコッパと区分けすることもある。体長10cm以下のコッパをハクラ、二歳魚のフッコをハネ(関西)やハンチュウという地方もあるように、各成長段階でいろいろな呼び名がある。

日本で出回っているスズキには、他に日本固有の種であるヒラスズキと中国種のタイリクスズキがある。スズキは腹ビレが白いが、ヒラスズキは黒っぽく、また下顎にあるウロコが1列に並んでいる。またヒラスズキは体長は80cmほどだが、体高はスズキよりもやや高い。

タイリクスズキは、1990年に中国から日本に種苗が輸入され、養殖されるようになった。淡水でも棲息できるほど、順応性があるため、養殖場から逃げ出したものが、日本の沿岸域にも棲むようになっている。

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