イカは、日本近海に１００種類以上も棲息している。頭足類に属し、ツツイカ目とコウイカ目の２つに大きく分かれる。


ツツイカ目のイカは、胴（外套膜）の背中に甲ではなく、強じんで薄い透明な軟甲をもつ。
そして、このイカの仲間には、アカイカ科（アカイカ、スルメイカ）、ジンドウイカ科（ヤリイカ、アオリイカ、ケンサキイカ、ジンドウイカ）、ホタルモドキ科（ホタルイカ）などがある。

コウイカ目のイカは、胴の背中に、石灰質でできた舟形の甲（殻）をもつ。
コウイカ目は、さらにダンゴイカ科、ヒメイカ科などに分かれるが、市場流通にのる種としては、コウイカ科に属するコウイカ（スミイカ）、カミナリイカ、ヨーロッパコウイカなどがあり、総称としてモンゴウイカと呼ぶことが多い。