調理用語集
白瓜
【シロウリ】
ウリ科キュウリ属の一年生草本。
原産国はアフリカで、これが中東から中央アジアを経て東アジアへ伝わったとされている。
中国では古くから漬けもの用として知られており、6世紀には越瓜の記載もみられる。
果実の色は淡緑〜濃緑、中には縦縞や、浅い溝のある品種もみられる。奈良漬けの原料はシロウリが主体。生食してもキュウリより歯切れがよい。
栽培は関東・北陸以西が主で、作付け面積の多いのは千葉、徳島、福岡の各県である。
白瓜群の東京早生は200〜300g前後で若採りし、浅漬けにしたり、生食にする。
東京大越瓜、沼目、桂、あわみどりなどは大きく育てて、奈良漬けに用いる。はぐらウリは千葉と茨城の両県で栽培されているが、シロウリとしては果肉が柔らかい。