調理用語集
菜花
【ナノハナ】
「菜の花」は、狭義にはアブラナ科アブラナ属の油菜の花を指すが、広義にはアブラナ属の花全体を指すこともある。
野菜としてナバナ(菜花)の名で流通しているものには、油菜(かつては和種ナタネ、赤種ナタネともいわれた)と、菜種(洋種ナタネ、黒種ナタネともいわれた)の2種類がある。
油菜のナバナは千葉県安房地方と、京都を中心とする京阪地方が有名である。安房のナバナは黒川系あるいは金木系寒咲花菜で、最初は花卉として栽培され、その後に野菜としての利用がはじまった。タバコの葉の出荷にならった、紙に巻いた独特の荷姿で知られる。