ユリ科ユリ属の多年生草本で、北半球に96種があるとされている。

日本にはそのうち15種があり、その半分が日本特産で、観賞価値が高い。

ユリ根として食用にされるのは、ヤマユリ、オニユリ、コオニユリ、それにオニユリとコオニユリの交雑種である。しかし、商品として流通しているものの主体は、北海道で育成されたコオニユリの実生から選抜したものを起源とする「白銀」という品種で、現在栽培されているものは、潜在的な病気をもたないウイルスフリー球である。