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【クリ】

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ブナ科の落葉高木で、北半球の温帯地域で広く栽培されている。日本で栽培されている大粒種や、山野に自生して小粒の実をつけるシバグリなどはすべてニホングリと呼ばれる。


外国では、チュウゴクグリ、ヨーロッパグリ、アメリカグリなどがある。日本での栽培の起源はよくわかっていないが、山野に自生するクリは縄文時代から重要な食糧とされてきた。

戦前まで、日本のクリの品種は100以上もあったが、昭和20年代の大害虫(クリタマバチ)被害で大半が姿を消した。現在も全国的に栽培されている著名な在来品種は銀寄くらいにすぎない。それに代わって30年代半ばごろから登場したのが、筑波、石鎚、丹沢、伊吹、国見(クリ農林五号)などの新品種である。

丹波栗というのは特定の品種名ではなく、丹波、および隣接する摂津で産出するクリの総称で、大粒だったことから大グリの代名詞になった。昔から、丹波グリは炊き加減がむずかしいとされてきたのは、多品種が混ざっていたためである。

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