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銀杏
【キンナン,ギンナン】

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中国原産の落葉大高木。地質時代に繁茂し、氷河期に地球上のほとんどの植物は絶滅した中で、温暖だった中国に生育していたイチョウが生き残ったと考えられており、生きている化石といわれる。


中国から朝鮮半島を経て日本に渡来したという説が有力で、7〜8世紀にはすでに日本に渡来していたようだが、実の食用を目的に本格的に栽培されるようになったのは100年ほど前からで、大粒のギンナンが登場してからである。

イチョウには、雌株と雄株があるが、雌株だけではギンナンは実らない。近年は、雌株を接ぎ木した苗を育てたり、台木に雌株を接ぎ木して育てるため、接ぎ木用に用いた雌株の枝と全く同じ品種のギンナンができるようになった。しかも、種から育てるのと違い、それほど長い年月を待たずに収穫ができる。

雌株には4月中旬〜下旬ごろ、若葉とともに地味な花が咲く。ここに雄株の花粉が風によって運ばれてきて受粉、受精してギンナンが熟す。


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