調理用語集
胡麻
【コマ,ゴマ】
ゴマはアフリカを原産とする作物。シルクロ−ドを経由して、縄文時代には日本に伝わり、当時から栽培されていたといわれている。
ゴマは色の違いにより茶、白、黒、金の4種類に分かれるが、そもそもは茶ゴマが原種である。白や黒のゴマを選別して高配を重ねた結果、現在のような色の相違ができあがった。関東は黒ゴマを好み、関西は白ゴマを好む傾向が強かったが、最近は関東でも白ゴマが好まれるようになってきた。
ゴマの主成分は脂質が約50%、たんぱく質が約20%を占め、カルシウムの含有量は牛乳の約10倍である。脂質はほとんどがリノール酸、オレイン酸といった不飽和脂肪酸である。