新型コロナウイルスが外食業界やホテル旅館業界に大きなダメージを与えています。
この状況の行く末は不透明であり、外食やホテル旅館、またそれをサポートする企業の中には
自粛ムードによる営業不振から倒産事例も現れるなど、事態は刻一刻と深刻度を増しています。

しかし、大変厳しいコロナ禍にあっても、事態の好転をただ待つのではなく、
アイデアを駆使し、ポジティブな気持ちに切り替えて積極的に活動している企業や店もあります。

イートインを諦める代わりにテイクアウトをスタートしたり、
卸先を失った農産物をネットを使って一般消費者に届けたりと、
店や会社のために、社会のためにと、様々な取り組みが懸命に行われているのです。
ウイルス感染者や医療従事者に宿泊施設を提供するなど、
いち早く対応を進めたホテル旅館事業者による支援活動も見逃せません。

リーマンショックに加え、東日本大震災、熊本地震や千葉の台風といった自然災害など
近年だけでも多くの苦難があり、その都度人々は知恵を振り絞って逆境を乗り越えてきました。

私たち柴田書店は、料理界、外食・宿泊サービス業界のサポーターとして、
長きに渡ってこれらの業界を取材し発信してきました。
新型コロナも絶対に乗り切れる！　飲食店やホテル旅館の底力を知る我々はそう信じています。
ここで紹介する対策が、業界が生き残るための、明るい未来を創造するための一助となれば幸いです。