一般社団法人日本居酒屋協会は12月2日(月)、韓国ソウル特別市で開催された社団法人韓国伝統酒店文化協会(以下、韓国居酒屋協会)の発足式典に出席し、友好団体協定を締結した。
　日本居酒屋協会は、2009年11月、国内の飲食店経営者および飲食業のサポート事業者(酒･食品メーカー、卸、不動産、設計施工、システム等)から構成された会員組織を発足。飲食店経営者による講演、漁港やワイナリーの産地見学、東北復興における漁業視察と交流など、月に1度の協会事業を通じて延べ21回、約450名の業界関係者と懇親・交流を続けてきた。2012年11月には、韓国から来日した約50名の飲食店経営者、関係者と「日韓飲食店経営者交流会」を共同開催。日本の中規模チェーン・FC居酒屋運営におけるセントラルキッチンの視察、「日本の居酒屋の今、そしてこれからのトレンド」をテーマにしたセミナーなどを行ない、3日間に渡りアテンドした経緯もある。このたび、両国における食の文化、飲食事情などを互いに学び、自国での出店・海外進出へのサポート、さらなる業界の発展に向けた両国の関係強化を築くため、韓国居酒屋協会との友好団体協定締結に至った。
　今後は、韓国居酒屋協会とともに開催するセミナーやイベントを通じて、世界的に見ても高水準を持つ日本の衛生管理や人材育成、日本食や日本酒などの正しい情報提供などを韓国に発信して行きたい考え。また、韓国の食文化や新たな調理法、韓国の飲食事情なども取り入れ、日本の飲食店経営者における新たなビジネスチャンスやパートナーづくりにも寄与していきたい意向だ。

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