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金沢の豪華絢爛な国重要文化財が、1日1組限定の料亭に ニューオープン
2014.02.28
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 ウエディングプロデュース・レストラン運営の㈱ノバレーゼは、石川県の金沢市指定文化財「辻家庭園~前田家家老旧横山家迎賓館~」内にある家屋の国登録有形文化財に指定された母屋部分を、1日1組限定の貸し切り型の料亭として、1月20日(月)より営業を開始している。
 料理をふるまう部屋(12畳、掘りごたつ式8人掛け)は、普段は入室禁止の一室「群青の間」。四方の壁一面には、宝石であるラピスラズリ(青金石)が塗料として用いられ、壁全体がコバルトブルーに発色する、豪華絢爛な金沢文化を残す空間だ。
 料理は、その日限りの懐石コース。食材は打木南瓜や金時草、香箱蟹など地のものを、また器も九谷焼きや輪島塗などを揃え、伝統と格式ある金沢らしさと贅を尽くしたおもてなしでお客を迎える。神戸の日本料理店などで修業を積んだ玉田慎介料理長が、予約当日の朝に近江町市場に買い出しに出かけ、最もよい素材を吟味。治部煮などの郷土料理もアレンジしながら取り入れ、約10品の献立を組み立てる。提供の際は料理長自ら部屋に赴き、説明を交えながらお客にふるまうという。
 料理の提供は基本的に19時からで、予約の最低人数は6名。料金は1人1万5000円から。敷地内には、七代目小川治兵衛(植治)の設計とされる日本庭園(金沢市指定文化財)があり、食事の前後にはライトアップされた庭の遊歩道を散策できる。
 会場となる「辻家庭園~前田家家老旧横山家迎賓館~」は、㈱ノバーゼが約20年間非公開になっていた「辻家庭園」を、日本庭園の拝観および建物内で和菓子を楽しむための新たな観光名所として、2013年12月9日に開業。園内北東側には披露宴会場とチャペルを新設し、“文化財ウェディング”として結婚式も行なっている。今回、敷地内にある金沢最大級の邸宅建築のうち母屋部分を料亭として活用することで、さらに魅力のある庭園として運営していきたい意向だ。

【DATA】
会場名:辻家庭園~前田家家老旧横山家迎賓館~
住所:石川県金沢市寺町1-8-48
電話:076-201-1124
営業時間:料理開始19時~ ※時間は応相談。日によっては昼の営業も可
貸切人数:6~8人 ※1日1組限定
料理内容:懐石料理コース約10品(構成例/先付・焼き八寸・椀物・造里・煮物・口直し・焼物・揚物・食事・甘味)
URL:http://restaurant.novarese.co.jp/tkt/