一般社団法人 全国海水養魚協会は10月14日(火)、国産水産物流通促進センターとの共催で、飲食店関係者を対象とした「身欠きトラフグ取扱入門 料理教室」を東京･築地で開催する。
　企画･運営を行う世界ふぐ協会は、日本を代表する食文化の一つ「ふぐ食文化」の魅力を、イベント等を通して今までふぐに親しむ機会のなかった人に紹介する活動を行なう、日本唯一のふぐ消費者団体。2012年の発足以来、「世界ふぐフォーラム」や「銀座deふぐ女子会」「ふぐBBQ」「恋×フグまつり」など、さまざまなコンセプトのイベントを運営してきた。
　このたび開催するふぐ料理教室は、12年に東京都で条例が改正され、保健所に申請するだけで身欠き(除毒加工済み)フグを飲食店で取り扱えるようになったものの、高級魚であることや、調理方法に不慣れであるなどの要因から、申請数が伸び悩んでいるという背景がある。そこで、ふぐ調理免許がなくとも、3000円程度の申請のみで店のメニューに出せることや、身欠きフグの調理方法などをより多くの飲食店関係者に知ってもらいたいと企画。ひいては東京の消費者や観光客など、より多くの人にふぐを味わってもらう機会を増やしたい考えだ。
　イベントの実食を兼ねた調理実習では、「ふぐ刺しのひき方」を中心に行なう。また、生産者による養殖トラフグの品質管理方法などの解説や、行政書士による身欠きフグ取扱申請の説明などもあり、終了後には個別相談の時間も設けている。

【開催概要】
日時：2014年10月14日(火)
参加費：無料
定員：45名　※抽選となる場合あり
対象：飲食店関係者(仕入れ･調理担当･惣菜を販売する鮮魚店など)
開催場所：東京都中央区築地4-15-1-4F「築地社会教育会館･料理教室」
主催：一般社団法人 全国海水養魚協会（電話：078-681-9106）
企画･運営：世界ふぐ協会、世界ふぐショップ
URL：http://www.yoshoku.or.jp